実際に飲んだアメリカンウイスキーおすすめ人気ランキング20選【2024年】

今回は、実際に飲んだ美味しいアメリカンウイスキーのおすすめ20銘柄をランキング形式で紹介します。

世界一売れているジャックダニエルをはじめ、ワイルドターキー、ジムビームなど、いろんな銘柄がありますが、それぞれでどんな味がするのか？

本記事ではなるべく専門用語を使わずに、わかりやすく特徴をまとめました。

また、敢えてランキングに入れなかったノブクリーク、ブッカーズなどの有名なアメリカンウイスキーの味わいや、高価でなかなか手が出ない「ブラントン」に似ている銘柄なども紹介します。

筆者おすすめのアメリカンウイスキー2銘柄

ウッドフォードリザーブ
（初心者におすすめ）

4,108円 750ml

ジムビームやジャックダニエルから飲み始めた方で、次にどんなアメリカンウイスキーを飲もうかと考えている人におすすめなのが、ウッドフォードリザーブです。

この銘柄は他のバーボンとは大きく異なる「3回蒸留」でつくられていて、クセのない味わいとバニラの甘味、フルーティーな酸味のバランスが絶妙です。

ジャックダニエルより1ランク上のアメリカンウイスキーを探している人におすすめです。

オールドグランダッド114
（飲み慣れている人におすすめ）

3,915円 750ml

ワイルドターキー8年などの重厚な味わいが好きな人には、オールドグランダッド114をおすすめします。

度数57%からくるパワフルな味わい、バニラ、キャラメル、オーク樽のウッディな香味が特徴です。

アメリカンウイスキーは度数が高いほど原酒に近い味が楽しめるため、コクと深みが増しておいしくなる傾向がありますが、その分値段も高くなりがちです。

しかし、オールドグランダッド114は4,000円前後で買えるため非常にコスパが高く、常備用のウイスキーとして非常におすすめです。

アメリカンウイスキーの種類

アメリカンウイスキーとは名前の通り、アメリカでつくられるウイスキーの総称です。

アメリカンウイスキーは全部で6種あります。

1. バーボンウイスキー：原料の51％以上がトウモロコシ
2. テネシーウイスキー：ジャックダニエルなど。バーボンに一手間加えたもの。バーボンより雑味が少ない
3. ライウイスキー：原料の51％以上がライ麦
4. コーンウイスキー：原料の80％以上がトウモロコシ
5. モルトウイスキー：原料の51％以上が大麦麦芽
6. ウィートウイスキー：原料の51％以上が小麦

*本記事では1〜3を紹介します。

バーボンは全体的にバニラ、ハチミツの甘味を含むウイスキーが多く、トロッとした口当たりが特徴です。

ジャックダニエルなどのテネシーウイスキーは、バーボンとほぼ同じ製法でつくられますが、「チャコール メローイング」という木炭を使ってウイスキーを濾過するのが特徴です。

濾過によって雑味が少なくなっているので、初心者でも飲みやすく、バニラ、バナナなどの甘味が強く感じられます。

ライウイスキーは、バーボンよりもフルーティーさとスパイシーさが強く、華やかな味わいが特徴です。

アメリカンウイスキーの選び方

代表的な銘柄から選ぶ

1.パワフルな味わいのワイルドターキー

アメリカンウイスキー愛好家に絶大な人気があるワイルドターキーは、他のバーボンと比較してライ麦を多く使っているため、バニラの甘味とスパイシーな味わいが特徴です。

また、アルコール度数も50%を超えるので、どっしりした味わいのウイスキーが好きな人に向いています。

ハイボールにしても味が崩れにくいので、どんな飲み方でも美味しく楽しめます。

2.メープルの甘みが強いジャックダニエル

先ほどもお伝えしたように、ジャックダニエルは通常のバーボンよりも雑味が少なく、メープルやバナナなどのフレーバーが強いのが特徴です。

こちらも、ストレート、ロック、ハイボールどんな飲み方でも美味しく飲めます。

また、コーラで割る「ジャックコーク」は、メロンのようなフレーバーが強く感じられて、カクテルのように飲めます。

甘口で飲みやすいアメリカンウイスキーを求める人には、ジャックダニエルをおすすめします。

アルコール度数で選ぶ

初心者は度数40%台のウイスキーから試してみる

初心者の方は、ジャックダニエルやジムビームライなど、アルコール度数40%台のウイスキーから試すことをおすすめします。

アルコール度数40%台のウイスキーで安価なものだと、あまり濃厚さはありませんが、アルコールの辛味が少ないので、ウイスキーに慣れていない人でも飲みやすいです。

まずは40%台のウイスキーから飲んでみて、慣れてきたら徐々に度数を上げていくのがおすすめです。

ウイスキーに慣れている人には度数50%以上の銘柄がおすすめ

度数が高いウイスキーは、瓶詰めする際に水をあまり加えていないため、原酒本来の味わいを感じやすくなります。

ワイルドターキー8年やベイカーズなど、アルコール度数50%を超えるウイスキーはバニラの甘味、オーク樽の木材感などが濃厚に感じられ、どっしりした味わいが楽しめます。

また、アルコール度数が高いウイスキーを選ぶメリットとして、もし辛味を強く感じた場合は自分で加水したり、ロック、ハイボールなどで度数を調節できることが挙げられます。

熟成年数で選ぶ

アメリカンウイスキーに限らず、ウイスキーは熟成年数が長いほど樽のフレーバーが強く感じられ、アルコールの刺激が少なくなる傾向があります。

例えば、ワイルドターキー8年はコスパの良い優秀な銘柄ですが、12年と飲み比べると、8年は明らかにアルコール感が強く、味も薄く感じます。

また、長期熟成ウイスキーはフルーティーさや甘味が凝縮されたような味のものが多く、一口で感じられるフレーバーの情報量が多いのも特徴です。

熟成感のある美味しいウイスキーだと「ワイルドターキー12年」がおすすめです。

もっと安いウイスキーだと、年数表記はありませんが、「ウッドフォードリザーブ」「ミクターズ US1」も熟成感があって非常に美味しいです。

アメリカンウイスキーおすすめ比較一覧表

一覧表は「おすすめ順」と「安い順」「Amazon、楽天の評価数順」で見ることができます。

「安い順」は、100mlあたりの価格が安い順でランキング順位を決定しています。

アメリカンウイスキーおすすめ人気ランキング20選

初心者におすすめ！度数50%未満で飲みやすいアメリカンウイスキー

1.アサヒビール
ウッドフォードリザーブ

4,042円 750ml

バニラの甘味、フルーティー。クセがなく飲みやすい

「ウッドフォードリザーブ」は、アイリッシュウイスキーと同じ3回蒸留で製造されるため、雑味のないクリアな味わいのアメリカンウイスキーです。

口に含むとバニラの甘い香りをはじめ、柑橘系、キャラメル、ドライフルーツ、ミント、木材など多くのフレーバーが次々と出てきて飽きがきません。

なかでもフルーティーな風味とバニラのような甘味が強く感じられます。コクのある濃厚な味わいで、口当たりなめらかで飲みやすく、初心者におすすめです。

プレミアムウイスキーという位置付けの割には4000円ちょっとで買えるので、この味を考えるとコスパは良いと思います。

メーカーズマークのような、フルーティーな味わいのアメリカンウイスキーの次に選ぶのもおすすめです。

度数	43%
熟成期間	ノンエイジ

2.ブラウンフォーマンジャパン
ジャックダニエル ジェントルマンジャック

3,318円 750ml

バニラ、バナナ、木の香り、クセがなく飲みやすい

「ジャックダニエル ジェントルマンジャック」は、バニラ、バナナの甘い風味と木の香り、クセのない味わいのアメリカンウイスキーです。

ジャックダニエルは、通常のアメリカンウイスキーと違って、木炭でウイスキーを濾過をする「チャコールメローイング」というひと手間を加えているのが特徴です。

これによってネガティブな風味を除去し、バニラやフルーティーな甘味を引き立たせています。

ジェントルマンジャックは木炭濾過を2回行うため、通常のジャックダニエルよりもクセが少ないです。

そのため、「バランタイン ファイネスト」のような甘味のあるスコッチを飲んでいた人にもおすすめの銘柄です。

どんな飲み方でも美味しいですが、特にストレート、ロックが美味しいです。

度数	40%
熟成期間	ノンエイジ

3.バカルディジャパン
エライジャ・クレイグ スモールバッチ

4,237円 750ml

フルーティーな甘味 樽のウッディさも感じる

「エライジャ・クレイグ スモールバッチ」は、I.W.ハーパーなどを製造するヘヴン・ヒル蒸溜所で作られているアメリカンウイスキーです。

スモールバッチとは、ブレンドに使う樽（原酒）を選び抜いたウイスキーのことです。

簡単にいうと、通常のウイスキーよりもプレミアムな位置付けで、美味しいものが多いです。

レーズンのフルーティーな甘さの中に、オーク樽由来の木材感、シナモン、ライ麦の辛味が特徴です。バニラなどの甘味もありますが、オークの苦味もあり、余韻はちょっとスパイシーさを感じます。

価格的には1位の「ウッドフォードリザーブ」とほぼ同じですが、あちらはオークの木材感が目立っていて、スパイシーさは少なく全体的に穏やかです。

エライジャ・クレイグは甘口でフルーティーですが、後味にシナモンのスパイスも効いていて、甘さ一辺倒じゃないウイスキーを好む人におすすめです。

度数	47%
熟成期間	ノンエイジ

4.バカルディジャパン
エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル

2,416円 750ml

ビターな風味が好きで、飲みごたえを求める人におすすめ

「エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル」は、ジャックダニエル、ジムビームの次に売れているアメリカンウイスキーです。

ジャックダニエルと似たボトルデザインですが、まろやかな甘味が全体的にある前者に対し、こちらは甘味に加えて樽の香ばしさと苦味も感じられるのが特徴です。

焦がした木材、穀物の香ばしさ、バニラ、バナナの甘味も感じられます。リンゴのフルーティーな風味、ハーブのスパイス感、全体的にタバコのような苦い風味が漂っています。

しっかりとした飲みごたえがあるものの、クセは少ないため初心者にもおすすめです。

通常のアメリカンウイスキーより多めの750mlなので、コスパも比較的良いと思います。

ハイボールみたいにウイスキーを消費する飲み方でも、お財布があまり痛まないのもおすすめのポイントです。

度数	43%
熟成期間	ノンエイジ

5.バカルディジャパン
エヴァン・ウイリアムズ シングルバレル

5,249円 750ml

熟成感のある甘いウイスキーが好きな人におすすめ

「エヴァン・ウイリアムズ シングルバレル」は、選び抜いた1つの樽だけで作られる、特別なアメリカンウイスキーです。

シングルバレルのウイスキーは美味しいものが多いですが、アルコール度数50％を超えるものが多く、あまり初心者におすすめできる銘柄がありません。

ですが、エヴァン・ウイリアムスはスタンダード品と同じ43%なので、アルコールの辛味が少なく、初心者でも非常に飲みやすいです。

キャラメル、バニラ、ハチミツの強い甘味、樽の木材感、シナモン、トーストの香ばしさを感じます。

味の方向性は、高級銘柄として有名な「ブラントン」に似ていますが、ブラントンよりも3000円以上安く買えるので、コスパが良いと思います。

あまりアルコールの辛さがなく、甘口で飲みやすく、熟成感のあるウイスキーを求める人におすすめです。

度数	43.3%
熟成期間	ノンエイジ

6.ブラウンフォーマンジャパン
ジャックダニエル

2,545円 700ml

甘めが好みで有名な銘柄を試してみたい人におすすめ

ジャックダニエルは世界で一番売れているアメリカンウイスキーで、甘口でクセが少なく、バランスのとれた味わいが特徴です。

同じく有名な銘柄の「ジムビーム」と比較されることがありますが、どちらもまろやかさはあるものの、ジャックダニエルの方が甘味を強く感じられます。

クセが少なくて、甘めなウイスキーが好きな人におすすめです。

バニラ、キャラメル、メロン、バナナの甘い風味が濃厚で、アルコールの辛味は少ないです。ストレート、ロック、ハイボールどれでも美味しいです。

また、コーラで割る「ジャックコーク」は、メロンのフレーバーが強く感じられて非常に美味しいです。通常のコーラだと甘くなりすぎるので、ゼロカロリーのコーラで割るのが個人的におすすめです。

度数	40%
熟成期間	ノンエイジ

7.ブラウンフォーマンジャパン
ジャックダニエル シングルバレル

6,028円 700ml

複雑な風味を力強く味わいたい人におすすめ

「ジャックダニエル シングルバレル」は、スタンダードより味が濃厚でコクが強く、樽のウッディーな風味が強いのが特徴です。

バニラ、バナナの甘味が強く、樽の香ばしさ、シナモン、ウッディー感などが感じられます。

シングルバレルのウイスキーはスパイシーさを伴うことが多いですが、ジャックダニエルはかなり甘口で、初心者でも普通に美味しく飲めるくらい刺激が少ないです。

Amazonでは5000件を超える評価がありますが、それも納得できる万人受けするおいしさがあると思います。

このトロッとした口当たりは、ストレートで味わうのがおすすめです。

度数	45%
熟成期間	ノンエイジ

8.明治屋
バッファロートレース

3,249円 750ml

初心者にも試しやすく、甘いお酒が好きな人におすすめ

バッファロートレースは、見た目のわりに繊細な味わいで、バニラ、焦げた樽、メロン、バナナ、ベリー系の酸味があります。

Amazonの商品レビューでも「バッファローのくせに」というコメントがみられるほど、力強いイメージとは異なり、繊細で上品な味わいが特徴です。

同価格帯の「ワイルドターキー8年」が甘さ控えめでスパイス感が強いのに対し、バッファロートレースはその逆で、スパイス感は控え目で甘味と樽香、フルーティーな酸味のバランスが非常に良いです。

味の方向性はメーカーズマークに似ているかもしれませんが、あちらよりもフレーバーの情報量が多いです。

値段的にもそこまで高くないので、フルーティーさも感じるアメリカンウイスキーを飲みたい人におすすめです。

度数	45%
熟成期間	ノンエイジ

9.サントリーホールディングス
ベイゼルヘイデン

4,999円 750ml

紅茶のような上品なフレーバーを味わいたい人におすすめ

ベイゼルヘイデンは、ジムビーム社でつくられているクラフトバーボンです。

クラフトバーボンとは、簡単にいうと通常のウイスキーより品質の高い熟成樽を使用したり、仕込みや貯蔵なども細部までこだわり、作り手の特別な意図や哲学が色濃く反映されたウイスキーのことです。

このウイスキーは、今まで紹介したジャックダニエル等とは違って、ハーブティー、紅茶、柑橘系の香りなど、かなり華やかなフレーバーが感じられます。

また、シナモンのようなスパイスも強く、開栓直後は「結構辛いな」と感じるかもしれません。ただ、日をおくと甘味が増してきて更に美味しくなります。

ベイゼルヘイデンは、重厚な味わいのアメリカンウイスキーに慣れている人にとっては味が薄いと感じてしまうことがあり、あまり選ばれない銘柄ですが、アルコール度数40%と低めなので、ウイスキー初心者や女性も飲みやすいです。

個人的にはストレートが好きですが、少量だけ水を加えると辛味がなくなって、フルーティーさが引き立ちます。

ベイゼルヘイデンは紅茶やハーブティーのような、上品な風味を味わいたい人におすすめです。

度数	40%
熟成期間	ノンエイジ

10.サントリーホールディングス
ジムビームライ

2,086円 700ml

ドライな味わいが好みの人におすすめ

「ジムビーム ライ」は、ライ麦を主原料にしたアメリカンウイスキーです。

まろやかな甘味をもつスタンダード品の「ホワイトラベル」と違い、キレのあるスパイシーな味わいが特徴です。

ライウイスキーが好きな人はもちろん、淡麗辛口のウイスキーが好きな人にもおすすめです。

胡椒のようなスパイス感でキレがよく、辛口なテイストですが、バニラの甘味もほどよく感じられます。

値段的にもかなりリーズナブルなので、ハイボール用としてもおすすめのアメリカンウイスキーです。

度数	40%
熟成期間	ノンエイジ

11.三陽物産
ミクターズ US1 スモールバッチ

6,811円 700ml

甘味、酸味、ウッディさ、スパイスのバランスが絶妙

ミクターズ US1は、バニラの甘味と樽のビター感、シナモンのスパイスなどのバランスが絶妙なアメリカンウイスキーです。

バニラ、キャラメルの甘さ、熟成した柑橘系フルーツの甘酸っぱさ、焦げた樽の風味などが綺麗にまとまっていて、かなり濃厚な味わいです。

複雑ですが、どれも主張しすぎない調和のとれた味わいで、初心者の方にこそ飲んでほしい完成度が高いウイスキーです。

味の方向性は、後で紹介する「ワイルドターキー レアブリード」に似ていますが、あちらよりも度数が10%も低く、辛さが少ないので初心者でも美味しく楽しめます。

値段は少々お高めなので、色んなアメリカンウイスキーを一通り飲んでから試すか、バーで飲んで気に入ったらボトルを買う感じでも良いかと思います。

個人的には、本ランキングの中でも特にお気に入りのウイスキーです。ストレートでちびちび飲むのがたまりません。

度数	45.7%
熟成期間	ノンエイジ

12.明治屋
イーグルレア10年

6,055円 700ml

甘い香りとドライな味わい好みの人におすすめ

イーグルレア10年は、先ほど紹介した「バッファロートレース」と同じ蒸溜所でつくられている、かなり辛口で樽香がとてつもないアメリカンウイスキーです。

香りはバニラの甘さが強いのですが、実際に飲むとシナモン、胡椒のようなスパイシーさが強く、「これでもか！」というくらいオークのウッディさが強烈です。

その後ろにチェリーのフルーティーさもありますが、開栓してからしばらくはオークのフレーバーと辛味が強いです。

慣れていればストレートでも全然美味しく飲めますが、ハイボールにするとチェリーとオークの味わいが重なって、これも非常に美味しいです。

値段はやや高めですが、木材の風味が強いウイスキーが好きな人にはかなりおすすめです。

度数	45%
熟成期間	10年

飲み慣れた人におすすめ！度数50%以上のパワフルなアメリカンウイスキー

13.サントリーホールディングス
オールドグランダッド114

3,877円 750ml

スパイシーで濃厚な味わいをガツンと楽しみたい人におすすめ

オールドグランダッド114は、ジムビームの蒸留所でつくられているアメリカンウイスキーで、スパイシーで濃厚な味わいが特徴です。

57度（114プルーフ）というアルコール度数でかなりパンチが効いていますが、口当たりがよく飲みやすいため、ウイスキー通から絶大な人気を集めています。

バニラ、焦げたカラメルのような風味とウッディ感、バナナ、キャラメルの甘味が感じられます。

似たような傾向の「ワイルドターキー レアブリード」と比較すると、オールドグランダッドの方が穀物感やフルーティーさ、土っぽさなどが複雑です（ただし余韻は短い）。

初心者には刺激が強すぎるため、あまりおすすめしませんが、スパイスの効いた濃厚な味わいをガツンと楽しみたい人におすすめです。

度数	57%
熟成期間	ノンエイジ

14.CAMPARI JAPAN
ワイルドターキー8年

3,023円 700ml

甘さ控えめでドライな味わいが好みの人におすすめ

ワイルドターキー8年は、ジムビームやジャックダニエルと比較してアルコール度数が高いため、お酒に慣れた人におすすめのアメリカンウイスキーです

ワイルドターキー8年はライ麦の配合率が他のバーボンより高く、開栓直後はスパイシーな辛さが強いです。

ただ、次第に甘味が強くなっていって、バニラ、バナナの甘味が感じられます。

8年という長期熟成からくる重厚感もほどよく、樽由来の風味と穀物の旨味が凝縮された味わいを深く楽しめます。

度数が高めの「メーカーズマーク（度数45%）」の次に選ぶのもおすすめです。

度数	50.5%
熟成期間	8年

15.CAMPARI JAPAN
ワイルドターキー レアブリード

5,447円 700ml

幅のある味わいをしっかりと楽しみたい人におすすめ

「ワイルドターキー レアブリード」は、同銘柄のシリーズの中でも特に高いアルコール度数で、力強く、かなり濃厚な味わいです。

開栓直後はアルコールの辛味がかなり強いですが、翌日にはバナナの甘味、樽のビター感、シナモンなどが複雑に絡んでいるのが分かります。

正直、1ランク下の「ワイルドターキー8年」とは別次元の美味しさ、複雑さがあります。

8年と比較すると値段が2000円も違うので、味も違って当然ですが、レアブリードを飲んだ後は8年が焼酎のような薄さに感じてしまうくらい、超濃厚な味わいです。

刺激が強いからと言ってハイボールにすると、レアブリードの良いところが全て消え失せるのでおすすめしません。

ロックで飲むと、ドライフルーツのような甘味が強く出て、アルコールの刺激も無くなって非常に美味しいです。

度数	58.4%
熟成期間	ノンエイジ

16.CAMPARI JAPAN
ワイルドターキー12年

7,193円 700ml

甘めが好みで、はじめてワイルドターキーを試す人におすすめ

「ワイルドターキー12年」は、当たり前ですが8年よりも熟成感が強く、アルコールの刺激をほぼ感じず、トロッとした濃厚な甘味が強いです。

度数は50%ですが、8年よりもアルコール感がなく、バニラ、キャラメルの甘い香りが強いです。口に含んでも、やはりバニラ系の甘味が強く、桃、オレンジ、あんずなどのフレーバーも感じられます。

樽のウッディさは意外に少ないです。これだけの長期熟成ウイスキーなのに樽のネガティブな渋みや、苦味が出ていないので、余計に甘味が引き立っているように感じます。

個人的にはストレートで味わうのがおすすめですが、ロックで飲むと粘性を感じるトロッとした甘味が引き立って、かなり美味しいです。

まず8年を飲んでみて、気に入ったら次にレアブリードを飲んで、その次に選びたい銘柄です。

度数	50.5%
熟成期間	12年

17.サントリーホールディングス
ベイカーズ

6,820円 750ml

非常にスパイシーでパンチの効いた味わい

「ベイカーズ」は、先ほど紹介した「ベイゼルヘイデン」と同じく、ジムビーム社で作られるクラフトバーボンです。

このウイスキーは甘味もありますが、それ以上に樽香とスパイシーさが強いです。例をあげると、「イーグルレア10年」をより甘く、複雑にしたような味わいです。

ジムビームから発売されているクラフトバーボンで、一番美味しいと言われているのが「ブッカーズ」ですが、個人的にベイカーズはそれに匹敵する美味しさだと思います。

ブッカーズは1本2万円ですが、ベイカーズはまだ知名度が低いため、いまなら6,000円くらいで買えるコスパの良さが魅力です。

味わいは、ブッカーズと比較してドライな口当たりで淡麗辛口、スパイシーさが強いので、初心者にはおすすめしません。

むしろ、アメリカンウイスキーが好きな人が、「ほかの銘柄の個性的な味わいも楽しんでみたい」という思いを叶えるのに最適な一本だと思います。

プロのバーテンダーをはじめ、リカマンの店長など、お酒に関わっている人はこぞって絶賛していますが、それも納得のクオリティだと思います。

値段はやや高めなので、こちらも一度バーで飲んでみて、気に入ったらボトルを買うのが良いかと思います。

度数	53%
熟成期間	7年

18.ボニリジャパン
ノアーズミル

7,799円 750ml

キャラメル、レーズン、桃、シナモンなどが凝縮

ノアーズミルは、アルコール度数が57%と高いのですが、まるで度数を感じさせない危険な飲みやすさのアメリカンウイスキーです。

キャラメル、レーズン、桃などのフルーティーさと樽由来の渋み、シナモンのスパイス感などがギッチリと凝縮されていて、余韻が非常に長いのが印象的です。

そこまで有名な銘柄ではありませんが、バーテンダーの中には「アメリカンウイスキーの中でノアーズミルが一番美味しいと思う」と答える人も多く、パワフルさと品性を感じるフルーティーさ、熟成感を兼ね備えています。

一部では「ブッカーズに引けを取らない」と評価されていますが、それも同意できる非常におすすめのアメリカンウイスキーです。

度数	57%
熟成期間	ノンエイジ

19.ボニリジャパン
ピュアケンタッキーXO スモールバッチ

4,713円 750ml

樽香、シナモン、バニラ、レーズンなど非常に複雑

「ピュアケンタッキーXO」は、先ほど紹介したノアーズミルと同じ「ウィレット蒸溜所」で製造されるアメリカンウイスキーです。

年数表記はありませんが、最低12年以上のウイスキーをブレンドしていて、こちらも度数の割に飲みやすい危険なウイスキーです。

焦げた木材、ハーブ、シナモンが混じったような複雑な香りと、バニラ、キャラメル、シェリー樽熟成のスコッチで感じられるようなレーズン、あんずのフルーティーな甘酸っぱさもあります。

甘味もありますが、ライ麦のスパイシーさも結構強いので、ウイスキーを飲み慣れている人向けの銘柄です。

フレーバーの複雑さや奥行きが感じられて、アメリカンウイスキーらしい濃厚さもあり、個人的にかなりおすすめの一本です。

ウィレット蒸溜所のウイスキーの中では値段もリーズナブルなので、コスパも良いと思います。

度数	53.5%
熟成期間	ノンエイジ

20.キリンビール
フォアローゼズ シングルバレル

5,495円 700ml

チェリー、りんご、濃厚なフルーツ感、ライ麦のスパイス

「フォアローゼズ シングルバレル」は、今まで紹介したアメリカンウイスキーとは系統が異なる、非常に華やかなフレーバーが特徴です。

一応説明しておくと、フォアローゼスはスタンダード、ブラック、プラチナ、スモールバッチなどの種類がありますが、こちらはプラチナの次に高級なウイスキーです。

花、チェリー、リンゴのフルーティーな甘い香りがあり、口に含むとライ麦のスパイス、革、木材、レーズン、チェリーなどを感じます。

余韻には花のような風味が長く残り、パッケージの通りの上品さを感じます。

価格と、味の方向性は9位の「ベイゼルヘイデン」に似ていますが、フォアローゼズの方が度数が10%も高いので、加水やロックなど、色んな飲み方で楽しめるメリットがあります。

ベイゼルヘイデンで上記の飲み方ができないわけではありませんが、40%のウイスキーに対して、さらに加水をするとボディが薄くなり、アルコールの刺激が目立ちやすくなる場合があります。

値段は500円ほど高くなりますが、色んな飲み方でフルーティーなウイスキーを味わうなら、フォアローゼズ シングルバレルをおすすめします。

度数	50%
熟成期間	ノンエイジ

【参考】ほかの有名なアメリカンウイスキー

21.サントリーホールディングス
Knob Creek ノブクリーク

4,268円 750ml

バニラ、ウッディー感、スパイス感が調和している

ノブクリークは、ジムビームの蒸留所でつくられるクラフトバーボンです。

これまで紹介した同じクラフトバーボンの「ベイゼルヘイデン」「ベイカーズ」と比較して、ノブクリークは一番癖のない味わいでバランスが良く、飲みやすいのが特徴です。

バニラの甘い香りが強いですが、香りで感じるほど甘味はそこまで強くなく、ウッディー感、スパイス感もあります。りんごや柑橘系のフルーティーな甘酸っぱさもあります。

非常に完成度が高くて美味しいですが、度数50%以上のクラフトバーボンを買うなら、個人的にはまずベイカーズをおすすめします。

度数	50%
熟成期間	9年

22.サントリーホールディングス
ブッカーズ

19,052円 750ml

ガツンとくる辛みを含んだ甘味。プレミア価格で高いが最高に美味しい

ブッカーズは、ノブクリーク、ベイカーズ、ベイゼルヘイデンと同じく、ジムビームでつくられているクラフトバーボンの最高峰に位置するアメリカンウイスキーです。

こちらはベイカーズを上回るアルコール度数の高さですが、実際に飲んでみると度数をまるで感じさせない飲みやすさで、バニラ、バナナの濃厚な甘味と、カラメルの香ばしさやオークの苦味、渋味など、フレーバーの情報量がかなり多いです。

希望小売価格11,000円に対して2倍近く高騰していますが、個人的にはそれでも飲む価値があるバーボンだと思います。

値段的に厳しいという方は、味の方向性が似ている「ベイカーズ」をおすすめします。

もっと安いものが良いなら、同じジムビーム社の「オールドグランダッド114」も似ているのでおすすめです。

度数	63.7%
熟成期間	ノンエイジ

23.サントリーホールディングス
ジムビーム ダブルオーク

3,128円 700ml

ウッディーなテイストが強い。好みが分かれそう

「ジムビーム ダブルオーク」は、スパイシーなウッディー感がかなり強いアメリカンウイスキーです。

ダブルオークの名の通り、熟成に2つの樽が使用されていて、熟成を終えた原酒を別の新樽に移し替えて、さらに後熟させています。

そのため、樽由来の風味が強く、ウッディーなテイストやビターな味わいが好みの人に向いています。

ジムビームのスタンダードよりリッチで奥深いテイストで、海外で高い評価を集めていますが、日本では好き嫌いがはっきりとわかれるようです。

香ばしさやスパイス感、ほろ苦さなどの存在感をより味わいたいならロックで、甘味を感じたいならハイボールで飲むのがおすすめです。

度数	43%
熟成期間	ノンエイジ

24.サントリーホールディングス
ジムビーム デビルズカット

2,374円 700ml

強いオークの香味、樽感、スモーキーは好みが分かれる

「ジムビーム デビルズカット」は、ジムビームのスタンダードに樽由来の苦味を加えたような印象で、スモーキーさを感じるアメリカンウイスキーです。

オーク樽の風味が強いなかに、バニラや蜂蜜のような甘味も感じられますが、ちょっと好みは分かれる味なので、初心者向きではないと思います。

スタンダードのジムビームやエヴァン・ウィリアムスなどを一通り試して、興味が湧いたら飲む感じで良いと思います。

度数	45%
熟成期間	ノンエイジ

25.宝酒造
ブラントン

15,200円 750ml

非常に香りが良くて旨いが高い。プレゼント用ならあり

「ブラントン」は、バッファロートレース蒸溜所でつくられている最高級のアメリカンウイスキーです。

キャラメル、焦げたトースト、オレンジ、シナモンなどの香りが複雑に絡み合い、焼りんご、レーズン、シナモン、オークなどを香味が口に広がります。

味全体が綺麗にまとまった重厚な味わいで、ブランデーを思わせる粘性のある口当たりと、深いコクを感じます。

美味しいですが値段が高いので、まずはバーで飲んでみるのが良いと思います。

ブラントンに興味を持ったら、味の方向性が似ている「エヴァン・ウイリアムズ シングルバレル」もおすすめです。

度数	46.5%
熟成期間	ノンエイジ

26.宝酒造
ブラントン ブラック

11,800円 750ml

ブラントンに加水して飲みやすくした銘柄

「ブラントンブラック」は、スタンダードのブラントンに加水して、飲みやすくしたアメリカンウイスキーです。

アルコールの刺激が少なく、バニラ、蜂蜜の甘味に加えて、メロン、紅茶など多彩なフレーバーが特徴です。

値段は高いですが、「これを飲んでまずいと思う人はいないだろう」と思うくらい、上品なおいしさを感じます。

ブラントン ブラックに似ている「エヴァン・ウイリアムズ シングルバレル」もっと安い銘柄なら「エライジャ・クレイグ スモールバッチ」から試すのが良いと思います。

度数	40%
熟成期間	ノンエイジ

27.サントリーホールディングス
メーカーズマーク

2,845円 700ml

爽やかなハイボールを楽しみたい人におすすめ

赤い封蝋のボトルが印象的なメーカーズマークは、軽めの味わいのジムビームと比較して、トロッとしたまろやかさが特徴のアメリカンウイスキーです。

通常のバーボンはトウモロコシとライ麦などの穀物を使いますが、メーカーズマークはライ麦のかわりに冬小麦が使われていて、甘味が強く、フルーティーな風味も感じられます。

蜂蜜のような香りのなかに、バニラの甘味とオレンジのフルーティー感が印象的です。

マイルドな味わいですが、アルコールによる刺激とセメダインのような溶剤感が強いので、慣れない初心者には飲みづらいかもしれません。

筆者も今では美味しく飲めていますが、以前はメーカーズマークを飲んでからアメリカンウイスキーが一切飲めなくなった過去があるので、あまり初心者向きではないと思います。

メーカーズマークを使ったハイボールが居酒屋で飲めることも多いので、まずは1杯だけ試してみて、気に入ったらボトルを買う感じが良いと思います。

度数	45%
熟成期間	ノンエイジ

28.サントリーホールディングス
メーカーズマーク46

5,148円 700ml

はじめてメーカーズマークを試す人におすすめ

メーカーズマーク46は、「インナーステイブ」とよばれる、焦がしたオーク板を樽に入れて原酒を追熟しているため、スタンダードボトルよりも厚みのある味わいが楽しめます。

バニラ、キャラメルの甘味、オレンジの甘酸っぱさ、オーク樽のウッディ感のバランスがよく、スタンダード品よりも溶剤感が控えめ、というか全体的にスタンダード品とは全く別物の味わいだと感じます。

美味しいのですが、この値段を出すなら他に飲むべき銘柄はたくさんあるので、本記事のなかでは個人的なおすすめ度はそこまで高くありません。

甘くて美味しいアメリカンウイスキーなら、メーカーズマーク46より安い「エライジャ・クレイグ スモールバッチ」、または「ノブクリーク」がおすすめです。

度数	47%
熟成期間	ノンエイジ

29.キリンビール
フォアローゼズ ブラック

3,528円 700ml

個性的な味わいで、食後のウイスキーを求める人におすすめ

フォアローゼズブラックは、華やかな香りが非常に強いアメリカンウイスキーで、他の銘柄とは異なる性質を持っています。

本当にバラの風味を感じられ、かなり個性的なフレーバーです。

フォアローゼズのスタンダードと比較すると、甘くて華やかな香りを感じますが、苦味やスパイスもあり、より奥深い味わいです。

洋梨、アプリコットの甘い香り、ウッディな風味、バニラの甘味、シナモンのスパイス、ビターチョコのようなほろ苦さがあります。

ライトな口当たりで飲みやすいですが、香りはかなり独特なので、居酒屋やバーで飲んでみて気に入ったらボトル購入を検討するのが良いと思います。

度数	40%
熟成期間	ノンエイジ

30.キリンビール
フォアローゼズ プラチナ

7,836円 700ml

華やかな味わい。他のアメリカンウイスキーとは異なる味わい

フォアローゼズプラチナは、フォアローゼズシリーズのなかで最高峰のアメリカンウイスキーです。

オーク、バニラ、フルーツ、フローラルといった風味を多層的に味わえますが、価格の割にはさらっとした口当たりで、飲みごたえは先ほど紹介したシングルバレルの方が上です。

プラチナは好きな人はどハマりすると思いますが、人によっては価格に見合った美味しさを感じない可能性があるため、個人的な評価は低めです。

まずは価格が安い「フォアローゼズ シングルバレル」から試すことをおすすめします。

度数	43%
熟成期間	ノンエイジ

31.MHDモエ ヘネシーディアジオ
IWハーパー ゴールドメダル

2,222円 700ml

甘いテイストだが軽めの味わい

IWハーパーゴールドメダルは、その名の通り数々の品評会で金賞を受賞しているアメリカンウイスキーです。

バニラ、りんご、梨、バナナなどの甘い風味があり、やさしい口当たりで溶剤感も少ないため、初心者でも飲みやすいです。

値段が安い割に美味しいのですが、アメリカンウイスキーを探している人は、もっと骨太な味わいが好きなのではないかと思ったので、本記事でのおすすめ度はそこまで高くないです。

個人的には、同じ価格でよりフレーバーの情報量が多く、濃厚な「エヴァン・ウィリアムス ブラックラベル」をおすすめします。

度数	40%
熟成期間	ノンエイジ

32.MHDモエ ヘネシーディアジオ
IWハーパー12年

22,500円 750ml

終売によって価格が高騰。プレゼント用におすすめ

I.W.ハーパー12年は、バニラの甘い風味、カラメルのほろ苦さ、樽の香ばしさをほんのり感じるアメリカンウイスキーです。

終売によって価格が高騰していますが、ボトルの見た目も高級感があるので、ギフト用のウイスキーとしておすすめしたい銘柄です。

もしくは、ハーパー12年よりちょっと安く買える「ブラントン シングルバレル」もおすすめです。

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度数	43%
熟成期間	12年

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